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ミスター・ワンダフル

10月にBOOK SHORTS応募作品として書いたのは2作品。

  尊敬する作家、ディケンズの「クリスマス・キャロル」の設定だけ拝借して内容を大幅に変えた「ミスター・ワンダフル」と、アンデルセンの「マッチ売りの少女」を現代のシングルマザーに置き換えた「レット・イット・スノー」。

  毎回思うが、自分の書いたものは客観的にはわからない。

 楽に書いた「レット・イット・スノー」は落選、意外と難産だった「ミスター・ワンダフル」のみ入選した。

  ディケンズから頂いたのは登場人物の名前と設定だけで、原作のスクルージは幽霊に怯えて反省し生き方を変えるが、この作品のすぐる爺さんは幽霊を怖がらず反省もしない。ひたすら我が道を生きる頑固爺さんだ。

 以下、名前は原作から頂いた。

エビネーザ・スクルージ=海老名勝

ジェイコブ・マーレイ=丸井英孝

ボブ・クラチット=倉地君

ベル=すず

  前回も思ったが、小説はすぐに反応が見えないところが難しい。

 舞台やライブであればお客様が喜んでいるのかつまらなそうにしているのかは直接わかるし、映画や絵画も完成した現場に行けばある程度わかる。

 小説はダイレクトな反応がないから、文字通り暗中模索を続けるしかない。

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ザ・ガール・ネクスト・ドア

 9月はBOOK SHORTS応募作品として3作品書いた。

 「鶴の恩返し」をモチーフにした作品で、電車の中で助けた女性から恩返しされる「ザ・ガール・ネクスト・ドア」。「浦島太郎」をヒントにタイムマシンで100年後の未来に行く「ビヨンド・ザ・シー」。「かぐや姫」を現代の結婚しない女性(女優)のラブ・ストーリーに置き換えた「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。

 この3作品の中では、自分では最も自信がなかった「ザ・ガール・ネクスト・ドア」のみが入選したのだから、自分の書いたものへの自己評価は禁物であると改めて思った次第。

 ショートショートに限らず、何かを創り出す過程では、今取り組んでいるものをベストにしようとするのは当然のことで、結果どれが他の人に選んでいただけるかはまた別物である。

 今月も2作品応募済み、来月書くものも決まっている。

 来年3月までは、毎月このペースでショートショートに取り組んで行く。

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いつか聴いた歌

 STANDARDという言葉は、ウィキペディアによると「音楽分野に限らずあらゆる分野において、広く周知された事象や標準化・規格化された事象に対して汎用される用語」と記載されている。

 私はジャズやポピュラーの有名な曲、いろいろなアーチストがカヴァーしている曲をSTANDARDとして認識していたが、音楽に限らず、小説や昔話にもSTANDARDは数多くある。作者が誰かということよりも、いろいろな解釈で様々なアーチストにより表現される作品こそがSTANDARDなのだ。

 BOOK SHORTSというサイトで、おとぎ話や昔話、民話、小説などをもとに創作したショートストーリーを募集している。私の場合は、有名な昔話を読み直すと、まず何らかのSTANDARD楽曲が頭の中で奏でられる。例えば、浦島太郎であれば青い海の映像が浮かび「ビヨンド・ザ・シー」のサウンドが鳴り始める。「かぐや姫」をイメージすると月の映像があらわれて「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」のメロディが流れる。そして、STANDARD楽曲に合わせて昔話が自分の中で緩やかにアレンジされて、新たなストーリーが思い浮かぶ。

 という訳で、このサイトへはスタンダード曲のタイトルをつけた作品を投稿する。 いつか聴いた歌の様な懐かしい雰囲気の中で、今迄にない型を作り出すために、試行錯誤してみようと思う。

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