Claire de Lune

今年も早いもので、秋のお彼岸となりました。 年明けて母が亡くなり、葬儀、納骨、新盆、お彼岸と行事が続く中で考えるのは、今後も一周忌、その後と続くこの行事は、「死」という今生の別れに対する受け容れと、「亡くなった存在」に対する新たな出会い、交…

Solace

「善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」とは「歎異鈔」の有名な一節、親鸞の言葉です。「善人ですら往生するのだから、悪人は間違いなく往生する」と訳すと悪人を肯定する意味になってしまいますが、ここで言う「善人」「悪人」とは今の感覚で言う意…

Liebesträume

「大往生」とはどういう意味でしょう。 例えば、90歳100歳で亡くなると「大往生」と言われることが多いですが、実際はどうなのでしょうか。 今、世は健康ブームでもあり、〇〇は身体に良い、悪い、〇〇の方が長生きする等に意識が向いている様に見受けられま…

Grande Sonate pathétique

人が亡くなってから四十九日の法要までは、想像以上の慌ただしさで時が流れます。葬儀、部屋の解約と撤去、それに付随した光熱費その他の手続き、役所への届け出、相続手続き、遺品の整理、お墓の手配など、最も悲しい時期に息つく暇もなく動き回ることにな…

Étude op.10 nº3

戒名はいるのかいらないのか。 葬儀もしくは納骨の時、近しい人の位牌に、僧侶につけてもらった見慣れない名前が書かれ、お墓にも彫られている。慣れ親しんだその人の名前は、俗名として位牌やお墓の後ろにひっそりと書かれていることに、違和感を感じる人も…

Don Giovanni

仏壇、位牌はいるのかいらないのか。 これは、それぞれの家庭が判断することですが、私の考えを書きます。 昭和の中頃迄は、仏壇があり、先祖代々の位牌が祀られている家庭が多くありました。そもそも日本人は、横のつながり(地域、友人知人などの人脈)だ…

Arioso

お墓はいるのかいらないのか。 「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません」という歌が流行ったことがありましたね。 さて、私は見えない世界の話をすることは基本的に好きではありませんので普段そういう話は滅多にしませんが、今迄かなり不…

Lacrimosa

葬儀はいるのかいらないのか。 島田裕巳氏の「葬式は、要らない」という書籍が出ている様に、葬儀に関する考え方は様々ありますが、実際に親や近しい人の死を経験している上に、以前葬儀の仕事にも携わっていた私の考えを書いてみます。 結論から言うと、葬…

Salut d'amour

Amebaを退会したのでブログはこちらのみとなります。 先月母が亡くなり、1月最後の記事を投稿したところで、もう次に何を投稿するのか、真っ白になりました。2011年から欠かさず記事を書き続けていた訳ですが、その時、自分のAmebaブログはこの記事で終わっ…

ミスター・ワンダフル

10月にBOOK SHORTS応募作品として書いたのは2作品。 尊敬する作家、ディケンズの「クリスマス・キャロル」の設定だけ拝借して内容を大幅に変えた「ミスター・ワンダフル」と、アンデルセンの「マッチ売りの少女」を現代のシングルマザーに置き換えた「レ…

ザ・ガール・ネクスト・ドア

9月はBOOK SHORTS応募作品として3作品書いた。 「鶴の恩返し」をモチーフにした作品で、電車の中で助けた女性から恩返しされる「ザ・ガール・ネクスト・ドア」。「浦島太郎」をヒントにタイムマシンで100年後の未来に行く「ビヨンド・ザ・シー」。「か…

いつか聴いた歌

STANDARDという言葉は、ウィキペディアによると「音楽分野に限らずあらゆる分野において、広く周知された事象や標準化・規格化された事象に対して汎用される用語」と記載されている。 私はジャズやポピュラーの有名な曲、いろいろなアーチストがカヴァーして…