ミスター・ワンダフル

10月にBOOK SHORTS応募作品として書いたのは2作品。

  尊敬する作家、ディケンズの「クリスマス・キャロル」の設定だけ拝借して内容を大幅に変えた「ミスター・ワンダフル」と、アンデルセンの「マッチ売りの少女」を現代のシングルマザーに置き換えた「レット・イット・スノー」。

  毎回思うが、自分の書いたものは客観的にはわからない。

 楽に書いた「レット・イット・スノー」は落選、意外と難産だった「ミスター・ワンダフル」のみ入選した。

  ディケンズから頂いたのは登場人物の名前と設定だけで、原作のスクルージは幽霊に怯えて反省し生き方を変えるが、この作品のすぐる爺さんは幽霊を怖がらず反省もしない。ひたすら我が道を生きる頑固爺さんだ。

 以下、名前は原作から頂いた。

エビネーザ・スクルージ=海老名勝

ジェイコブ・マーレイ=丸井英孝

ボブ・クラチット=倉地君

ベル=すず

  前回も思ったが、小説はすぐに反応が見えないところが難しい。

 舞台やライブであればお客様が喜んでいるのかつまらなそうにしているのかは直接わかるし、映画や絵画も完成した現場に行けばある程度わかる。

 小説はダイレクトな反応がないから、文字通り暗中模索を続けるしかない。

youtu.be